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竹中工務店/建物開口部の害虫侵入抑制設備を開発/2重の風活用  [2019年6月28日3面]

バグフラッシャー

 竹中工務店は、建物開口部向けの飛来虫侵入抑制設備「バグフラッシャー」を開発した。2層の風を吹き出し虫の侵入を防ぐ。通常のエアカーテン機能に加えて、シャッターの下側などにたまっている虫も除去する。食品・医薬品製造施設など特に害虫管理が求められる施設への適用を想定している。7月中に販売を開始する予定。まずは同社が手掛ける案件で導入を提案していく。将来的な外販も視野に入れている。
 バグフラッシャーはシートシャッターや送風機、吸い込み口などで構成。シートシャッターに近接する内側の風と、大きく張り出す外側の風を片側から吹き出し、反対側で吸い込む仕組みだ。
 シート近接部に風を吹き出すと、負圧が発生してシート表面を沿うように風が流れる特性を活用した。内側の風でシャッターが開くまでの間に、たまっていた飛来虫を吹き飛ばす。外側の風の流れは、内側の風の流れを守る役割を果たし、向かい風などにより虫が建物内に入ってしまうのを防ぐ。シートが開いた後は2重のエアカーテン機能が発揮される。
 同社は、2003年に風を用いる防虫設備「エアフラッシャー」を開発している。虫を吹き飛ばす機能とエアカーテン機能との動作切り替えに約5秒かかっていた。バグフラッシャーは負圧を利用するため制御が不要。動作切り替えを最短約1秒に短縮しており利便性が大幅に高まった。
 クリーンエアシステムを手掛ける日本エアーテック(東京都台東区、平沢真也社長)に製造委託している。価格は幅2700ミリ、高さ2600ミリの場合で400万円程度(設置・運搬費除く)を想定している。
 竹中工務店は、生産施設などでの異物混入を防ぐ「防虫エンジニアリング」と呼ぶ取り組みを進めている。7月3~5日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる医療業界向け技術展「インターフェックスジャパン」でPRする。

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