技術・商品
大林組/技研施設をリニューアル/突風対策など技術開発加速 [2019年7月1日3面]
大林組は6月28日、突風災害の対策提案や高性能な遮音構造の開発強化を目的に、技術研究所(東京都清瀬市)にある環境工学実験棟などのリニューアル工事を実施したと発表した。多様な気流を発生させる「多目的風洞実験装置」と、快適な音環境を実現するための各種実験を行う「音響実験施設」も更新した。
多目的風洞実験装置には、多様な気流を発生させるマルチファン型非定常気流風洞装置を増設。81個の小型ファンの回転数や回転方向を個別に制御することで、さまざまな気流を作り出すことができるという。下降気流や竜巻の発生装置との同時稼働が可能で「従来の風洞では不可能だった複雑な気流を再現することができる世界初の実験装置」(同社)としている。発生前の状況を含めて突風現象を再現することが可能で、突風荷重の評価や対策技術の開発に生かしていく。
音響実験施設は残響室を国際基準に準拠した直方体の形状に更新。試験体カセットを設置する自動搬送クレーンも配備した。より高性能な遮音構造の開発につなげる。
環境工学実験棟リニューアル工事では、サーバー室でスーパーコンピューター設置などを行った。
多目的風洞実験装置には、多様な気流を発生させるマルチファン型非定常気流風洞装置を増設。81個の小型ファンの回転数や回転方向を個別に制御することで、さまざまな気流を作り出すことができるという。下降気流や竜巻の発生装置との同時稼働が可能で「従来の風洞では不可能だった複雑な気流を再現することができる世界初の実験装置」(同社)としている。発生前の状況を含めて突風現象を再現することが可能で、突風荷重の評価や対策技術の開発に生かしていく。
音響実験施設は残響室を国際基準に準拠した直方体の形状に更新。試験体カセットを設置する自動搬送クレーンも配備した。より高性能な遮音構造の開発につなげる。
環境工学実験棟リニューアル工事では、サーバー室でスーパーコンピューター設置などを行った。
このジャンルの最新記事
- 大林組ら/AI強化学習でAMD制御を最適化へ/高層ビルでの実用化めざす [2019年12月12日3面]
- 安藤ハザマ/山岳トンネル切羽の地質自動判定システムを開発/短時間で評価 [2019年12月12日3面]
- 応用地質/3D地盤モデル作成ソフト発売/5年で売上5億円目標 [2019年12月11日3面]
- 鴻池組、きんそく/基礎杭施工管理自動化システムを開発/計測・誘導機能を集約化 [2019年12月11日3面]
- 戸田建設ら3社/無人装置で覆工コンクリを湿潤養生/トンネル工事の品質向上 [2019年12月10日3面]





思考転換と競争優位のためのマネジメント実践読本(基本編・応用編)
国家経営、人材活用、リスク対応、教育…。...続きを読む

詳説「公共工事標準請負契約約款」建設契約管理の理論と実践(上)
2016年11月から日刊建設工業新聞で月...続きを読む

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む

建設業で本当にあった59話の心温まる物語【欠品中】
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む

作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む