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JR東日本/再生可能エネルギーの開発・活用推進/鉄道事業のCO2排出削減急ぐ  [2019年7月8日4面]

 JR東日本は再生可能エネルギーの開発・活用を強化する。グループのJR東日本エネルギー開発が取り組む風力発電を核に、太陽光や地熱などのエネルギー開発を推進。単独・共同事業や出資案件などで調査・開発中の再生可能エネルギーは計1000メガワット以上に達するという。二酸化炭素(CO2)を排出しない電力として扱える「非化石証書」も活用し、鉄道事業のCO2排出の削減を急ぐ。
 他社との共同事業や出資案件を含め、JR東日本グループが取り組んでいる再生可能エネルギーは、調査・開発中が▽秋田県・由利大内風力(約42メガワット)▽福島県・大滝山風力(約150メガワット)▽同・川内鬼太郎山風力(約40メガワット)▽同・馬揚山風力(約36メガワット)▽同・神楽山風力(約78メガワット)▽茨城県・北茨城磯原太陽光(約17メガワット)-の各発電所となっている。
 開発可能性調査は洋上風力の秋田県・由利本荘沖(約700メガワット)と、地熱の岩手県・大松倉山南部地域で進めており、東北エリアを中心に風力、太陽光、地熱のエネルギー開発に積極的に取り組む。
 風力はJR秋田下浜風力(秋田県、2メガワット)など計14メガワット以上の発電所が稼働している。1日からはJR男鹿線・男鹿駅(秋田県男鹿市)で使用する電力をCO2排出量ゼロとして扱う措置を講じた。JR秋田下浜風力由来の非化石証書を調達し、固定価格買い取り制度対象として買い取った東北電力が男鹿駅に供給している電力をJR東日本が購入。男鹿駅の消費分を「CO2フリー」と見なせるようにした。
 男鹿駅は、再生可能エネルギーの導入や省エネ対策を講じる「エコステ」の対象駅となっており、一部の電力は駅に設置した9基の小型風力発電機でまかなっている。エコステは、2020年までに現在対策を進めている小海線・野辺山駅(長野県南牧村)と両毛線・前橋駅(前橋市)を含めて12駅にする。JR東日本は、30年度に鉄道事業のCO2排出量を13年度比で40%削減する環境目標の達成を目指している。非化石証書の活用を合わせた再生可能エネルギーの利用・開発や、エコステの対応を推進し、目標の達成に近づける方針だ。

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