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積水ハウスら5社SPC/旧大名小跡活用(福岡市中央区)の安全祈願祭開く  [2019年7月9日11面]

複合施設の完成イメージ

鍬入の儀

杭打の儀

高島市長(左から4人目)や仲井社長(同5人目)ら

 積水ハウスと西日本鉄道、西部ガス、西日本新聞社、福岡商事の5社が出資する「大名プロジェクト特定目的会社」が計画している「旧大名小学校跡地活用事業」の安全祈願祭が8日、福岡市中央区大名の同跡地で開かれた。事業期間70年間の定期借地方式で市から敷地を借り受け、九州初となるラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」やハイグレードオフィスなどで構成するS(柱CFT)・SRC・RC造地下1階地上25階建て総延べ約9万0400平方メートルの複合施設を建設する。設計・監理は久米設計・醇建築まちづくり研究所JV、施工は清水建設・鴻池組・積和建設九州JVが担当。2022年度末の全面開業を目指す。
 建設地は中央区大名2の165の1ほか。市が進める国家戦略特区による航空法高さ制限の特例承認や市独自の容積率緩和などからなる都市機能の更新誘導施策「天神ビッグバン」のエリア内の西側に当たる。
 敷地面積約1・19ヘクタールのうち既存の南校舎敷地を除く約1ヘクタールに交流拠点となる約3000平方メートルの広場を囲む形で地下1階地上25階建てで制震構造のホテル・オフィス棟、地下1階地上11階建てのコミュニティー棟、立体駐車場棟、イベントホール、消防分団車庫を建設する。
 ホテルは全室50平方メートル以上の客室162室やボールルーム、会議室、フィットネスセンター、スパなどで構成。オフィスは総面積約3万平方メートルでワンフロアの専有面積は九州最大級の約2500平方メートル。コミュニティー棟にはコワーキングスペースやシェアオフィスなどの創業支援・人材育成施設、保育施設、公民館・老人いこいの家、賃貸住宅などを配置する。
 ホテル・オフィス棟は建物の東西を斜めにずらしたデザインとし、中央部分に明治通りから広場へとつながる貫通通路を設ける。
 12月に本体着工し21年10月から公民館などの公共施設を順次供用、22年12月にホテル以外の施設を完成・供用し22年度末のホテル開業を予定している。
 神事では地鎮行事で高島宗一郎福岡市長と大名プロジェクト特定目的会社の藤本周二取締役、積水ハウスの仲井嘉浩社長が刈初(かりそめ)の儀、久米設計の藤澤進社長が鍬入(くわいれ)の儀を行い、清水建設の宮本洋一代表取締役会長が森隆建設所長の介添えで力強く起工の杭を打ち込んだ。その後、関係者で祭壇に玉串をささげ、工事の安全と円滑な進捗(しんちょく)を祈念した。
 共同記者会見で仲井社長は「天神ビッグバンの西ゲートに当たり福岡の新たなランドマークとなるプロジェクトに事業者一同、心を一つにして取り組む」と述べた。高島市長は「プロジェクトは間違いなく市の都市ブランドを高める」と期待を込めた。

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