工事・計画

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

宮崎県延岡市/野口遵記念館基本設計案/延べ4200平米、20年度着工予定  [2019年7月10日9面]

野口遵記念館の完成イメージ

 ◇外観は武家屋敷の門と灯籠をイメージ
 宮崎県延岡市は、新たな文化施設「野口遵記念館」の基本設計案=イメージ図=を公表した。規模はRC一部S造4階建て延べ約4200平方メートル。メインのホールは座席数671席。武家屋敷入り口の「京口門」や盆納め行事「流れ灌頂(かんじょう)」の灯籠(とうろう)をイメージした外観デザインとし、地元産木材を積極的に使用する。設計担当は香山壽夫建築研究所・小嶋凌衛建築設計事務所・菊池設計・松下設計・コトブキ・オーツ設計JV。
 同施設は市公会堂野口記念館の老朽化に伴う建て替えとして計画。旭化成から寄付を受け、東本小路119の1の現記念館敷地に建設する。
 建物各所から石垣と緑が透けて見えるようにし延岡城跡の景観と一体化した情景をつくり、南北と東西を貫く「とおり」やたまり場を設ける。地上階と最上階にテラスを配置し、城山やシンボルロードと「見る・見られる」関係をつくる。
 ホールは音楽を主目的とし音響効果に加え、ぬくもりのある印象をつくるため、壁面に市産材の木ルーバーを全面的に設置。自然光を取り込める計画とする。客席は1階に508席、2階バルコニー席に84席、3階バルコニー席に79席を配置。1階には旭化成の創業者である野口遵翁を紹介・顕彰するギャラリーやフリースペース、練習室、楽屋、交流ラウンジなどを設ける。
 現段階での想定工事費は約30億円。2020年度の着工、21年度の完成、22年度の供用を予定している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。