論説・コラム

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回転窓/意外に多い美術館の改修  [2019年7月10日1面]

 全国で美術館のリニューアルが相次いでいる。1960~80年代に建てられた美術館は老朽化しちょうど更新期を迎えているのだろうが、それにしても数が多い▼国内の美術館147館が加盟する「美術館連絡協議会」の休館・リニューアルオープン情報によると、現在あるいは今後数年内に改修工事で休館を予定する美術館は30館弱にも上る▼改修工事を終え、今年リニューアルオープンした美術館もある。福岡市美術館は3月21日、東京都現代美術館は同29日、愛知県美術館は4月2日に再オープン。年度内には新潟県立近代美術館や京都市美術館、高知県立美術館などが装いも新たに再出発する▼東京・京橋にあり15年5月から長期休館していたブリヂストン美術館は「アーティゾン美術館」と名を変え、来年1月にも再び来館者を迎える▼美術館のリニューアルは単なる工事にとどまらない。時代を代表する建築家たちの建築意匠を継承しながら、展示品を引き立てる照明や繊細な絵画に配慮した空調設備、バリアフリー化など最新の設備や工夫が導入される。梅雨空の中、新装された美術館で芸術を鑑賞するのも悪くない。

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