行政・団体

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

五輪期間中の工事調整/関東整備局、1都4県の90現場で試行/7月22日から  [2019年7月11日1面]

 国土交通省関東地方整備局は2020年東京五輪・パラリンピックの開催に備え、今月から実施する直轄工事の調整内容をまとめた。22日~8月2日と、同19~30日を集中取り組み期間に設定。受注者に無理が掛からない範囲で工事の一時休止や搬入車両の通行ルート変更といった混雑緩和策を実施する。1都4県の大会関連施設周辺などで施工している90現場が試行対象。効果を検証し、大会本番に向けた対策立案に役立てる。
 関東整備局と関東運輸局が今夏に行う混雑緩和の試行策「関東スムーズビズ2019チャレンジ」に取り組み内容を盛り込んだ。各出先事務所が5月末からヒアリングを実施。工事受注者に負担が掛からず、工期延長などの設計変更が伴わない範囲で、調整策を試行する。
 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)内側で施工している直轄工事124件のうち、会場周辺や観客の輸送ルートに工事車両の通過・流入のある現場が対象。都県別では東京都と埼玉、千葉、茨城、神奈川の各県で行う。
 取り組みメニューは▽工事の一時休止▽工事車両の出入り時間の振り替え▽工事の夜間施工・振り替え▽工事車両ルートの変更-の四つ。対象工事はいずれか一つを実施する。
 東京都内では直轄国道を占有する路上工事も抑制する。22~9月6日の期間で実施。交通規制を伴う工事を抑制するよう、▽電気▽ガス▽上・下水道▽電話▽高速道路▽鉄道▽地下鉄-などの企業に依頼した。施工時期や時間を調整し、混雑緩和につなげる。企業からの問い合わせには東京国道事務所管理第一課と相武国道事務所管理第一課が対応する。
 交通需要の抑制・分散・平準化を図る交通需要マネジメント(TDM)の取り組みも実施する。ETC2・0などのデータを収集し、関係機関と連携して道路交通状況の把握に役立てる考えだ。
 両局は職員らの公務に起因する交通集中も回避する。22~26日は開催が避けられないイベントや会議などを自粛するよう、各部局や圏央道内側の出先事務所、出張所に要請している。常勤職員の1割を対象に朝の出勤時間帯(午前7時45分~9時45分)の登庁を回避する。公用車による移動も自粛する。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。