工事・計画

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

住友商事/秋田日本海沖風力発電計画/アセス配慮書の縦覧開始、総出力54万kW想定  [2019年7月11日6面]

 住友商事は9日、秋田県能代市と三種町、男鹿市の沖合で計画している「洋上風力発電所」について、環境影響評価法に基づく計画段階配慮書の縦覧を開始した。期間は8月8日までの1カ月間。能代市、男鹿市、三種町、八峰町の各担当窓口と同社のホームページでも公開している。
 計画によると、能代市と男鹿市、三種町にまたがる日本海沖のエリア(約4525ヘクタール)に、単機出力9500~1万2000キロワット級のプロペラ型風力発電機を最大50基設置。47万5000~54万キロワットの総出力を持つ風力発電所を建設する。
 風力発電機は、ブレード枚数が3枚、ローター直径174~220メートル、ハブ高さ110~150メートル、海面からの最大高さ197~260メートルの規模。基礎構造はモノパイル方式かジャケット方式による着床式を採用する。配置間隔は風車同士が干渉しないよう、卓越風向と直交する場合はローター直径の3~4倍、卓越風向に並ぶ場合はローター直径の8倍の離隔距離を保つ。
 同社では2026~27年度の稼働に向けて現在、ボーリング調査や音波探査などを実施。今後は関係自治体・機関との協議、地域住民などへの説明などを経て、事業実施を目指していく考えだが、現段階で工事期間や工事工程、変電施設や送電線、系統連係地点はいずれも検討中としている。
 今回の環境配慮書の作成はアジア航測が担当した。
 同社が事業実施を想定するエリア周辺での風力発電事業は、19年5月時点で稼働中が10件、環境影響評価手続き完了が1件、環境影響評価手続き中が6件となっている。
 手続き中のうち大林組の「(仮称)秋田県北部洋上風力発電事業」は最大出力45万5000キロワット、日本風力開発の「(仮称)秋田洋上風力発電事業」は同150万1000キロワットを想定している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。