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ダイダン/IoT活用の設備自動制御システム開発/中央監視盤の更新不要に  [2019年7月11日3面]

リモビスのシステム構成

 ダイダンは10日、クラウド型システムとIoT(モノのインターネット)を駆使したビル向けの自動制御システムサービス「REMOVIS(リモビス)」の提供を開始した。空調機や照明などの情報をクラウドサーバーに集約。設備機器の自動制御に加え、運用データの分析や制御内容の更新・修正を遠隔で行う。経年劣化により10~15年ごとに行っていた中央監視盤の更新工事が不要。コスト削減につながる。設備機器の制御を自動で最適化するため、高い省エネルギー性と快適性を同時に実現する。
 リモビスはクラウドサーバーを活用し、自動制御システムを構築する。今まで機械室などにあった自動制御装置(PLC)などが不要となり、更新工事もなくなる。
 同社の試算によると、延べ床面積2万平方メートル程度のビルでは、建物のライフサイクル(約60年)を通じ建物設備の維持管理コストが約10%削減できるという。運用データの分析や制御内容の更新・修正を同社の技術研究所(埼玉県三芳町)から遠隔で行うため、ビル管理者の省人化にもつながる。
 自動制御システムでコントロールする空調や照明などの設備は、機器の経年劣化などでエネルギー効率が低下している場合がある。部屋の間仕切りや運用時間などに変更があった場合、対象機器や制御内容の修正が必要となる。
 これらの問題に対処するには、エネルギー消費データや機器の運用データの分析とともに、制御装置の更新や制御ルールの修正が必要だった。作業のためにエンジニアが現地に赴かなければなかった。リモビスはこれらの課題が解消できる。
 同社は2万平方メートルのビルで監視点数を1500点とした場合、システム利用料が月額20万円程度と試算。本年度に5件の販売を目指している。制御技術への人工知能(AI)導入を検討中で、サービスメニューの開発も進めている。

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