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大分県/国東高校に土木系学科新設/地域建設業界の担い手育成を後押し  [2019年7月12日11面]

 大分県は、県立国東高校(国東市国東町鶴川)に県内唯一となる最先端の技術を学べる土木系学科「(仮称)環境土木科」を2020年4月に新設する。頻発する自然災害への対応などで建設業が存在感を増す一方、就業者の高齢化が進み人材の供給が追いついていないため、建設業の「全県的な人材の育成に取り組む」(教育財務課)考え。建設業界とも連携してICT(情報通信技術)の活用など最先端の技術を学べる環境をつくり、次世代を担う人材を育成する。
 県によると県内高校への建設業関連の求人は14年度の544人に対して18年度は946人と大幅に増加しているが、就職者数は求人の1割に満たず大幅な人材不足が生じている。
 県内の高校で土木系学科があるのは3校。土木系学科がない高校ではコースで科目選択して建設関係のことを学んでいるが、国東地域の高校には土木系の学科、コースのいずれもない。このため国東高校に土木系学科を新設する。
 現在の国東高校は普通科が各学年80人規模、園芸ビジネス科と電子工業科がいずれも同40人規模。新設学科の定員は全県的な生徒数のバランスなども考慮して今後決める。年明けに入試を行い、4月から生徒を受け入れる。通学できない生徒に対応するため、寄宿舎を新たに整備する。
 農業県でもあるため、新設学科では農業土木の知識も習得できるカリキュラムを設定する。最先端の技術として建設現場の生産性向上策i-Constructionの柱であるICTの活用について学べるような設備をできるだけ整える。建設業者と連携して実習などを行うことを想定しており、現場の技術者と生徒の交流を通じてその後の就職にもつなげたい考えだ。

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