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日建連/フロントローディングの手引発行/設計施工ベースに詳細フロー図を例示  [2019年7月12日2面]

 日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は、建築生産のフロントローディングの基本的な考え方や実例を紹介する「フロントローディングの手引き2019」=表紙=を発行した。設計施工一貫方式をベースとしたフロントローディングの流れや進め方の詳細フロー図を付け、「人材・組織」「計画」「図面」「コスト」の四つの視点から解説している。会員企業に周知すると同時に、国土交通省など関係省庁や団体、建築主などから意見を募り、適宜改定していく。
 手引は、建築生産委員会の施工部会と設備部会、建築設計委員会の設計企画部会が作成した。フロントローディングを「プロジェクトの早い段階で建築主のニーズを取り込み、設計段階から建築主・設計者・施工者が合意形成を進め、後工程の手待ちや手戻り、手直しを減らすことにより、全体の業務量を削減し、適正な品質・コスト・工期を作り込むこと」と定義付けた。
 フロントローディングによる企画から基本計画、基本設計、実施設計、請負契約、施工まで各段階の建築主、設計、施工者それぞれの役割とメリットを記載。人材・組織の観点では、意思決定権限を持つ施工系人材(作業所長など)の早期配置や主要専門工事業者の早期決定が重要だと指摘している。
 フロントローディングに有効なハード技術の事例は「建築省人化事例集」から27事例、フロントローディングの実施プロジェクト事例は「生産性向上事例2017年度版・2018年度版」(いずれも日建連作成)から9事例を抜粋した。
 今後、より多くの事例を収集・公開。設備に関するフロントローディングの取り組みを充実させる。設計施工分離方式でもフロントローディングの効果が発揮できるよう、手引をバージョンアップしていく。
 日建連のホームページ「刊行物・資料」(https://www.nikkenren.com/publication/search.html)からダウンロードできる。

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