行政・団体

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

四国整備局・小林稔局長が就任会見/安全・安心の確保や地域の活性化に重点  [2019年7月19日9面]

小林稔局長

 四国地方整備局長に就任した小林稔氏が18日、高松市の高松サンポート合同庁舎で会見し、「四国は自然豊かで風光明媚な所も多いが、一方で全国に先駆けて人口減少や少子高齢化が進展している。大規模地震や豪雨、渇水のリスクの高い地域であるにもかかわらずインフラ整備が全国に比べ遅れているという課題を抱える中で、安全・安心の確保や地域の活性化などに重点的に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
 小林局長は、重点的に取り組む施策として安全・安心、地域の活性化、建設業の働き方改革・生産性革命の三つの観点で方針を述べた。
 安全・安心では、まず2018年7月豪雨で大きな被害を受けた肱川流域については「激甚災害特別緊急事業によって復興に向けて事業を重点的に進めたい」との考えを示した。地震については、四国は南海トラフ地震がいつ来てもおかしくない状況にあるとして、「海岸や港の地震津波対策、早期の復旧・復興に繋がる命の道としての四国8の字ネットワークの整備をしっかりと進めていきたい」と述べた。
 地域の活性化では、「人と物を円滑に運ぶ重要なネットワーク機能を有する四国8の字ネットワークや国際物流ターミナルなどの整備を進める」としたほか、遍路や瀬戸内国際芸術祭などに多くの外国人が訪れているとして、インバウンド(訪日外国人旅行者)効果を支える整備にも取り組んでいく考えを示した。
 建設業の働き方改革・生産性革命については、「建設業は地域の経済や雇用を支え、災害時には最前線で安全・安心を確保する地域の守り手として地域を支えている」と述べ、「先月改正された担い手3法の取り組みとともに週休2日の導入やi-Constructionをより浸透させることで建設業の働き方改革の促進、建設業の生産性向上を推進していきたい」と意欲を示した。
 (こばやし・みのる)1988年北海道大学大学院工学研究科修了、建設省(現国土交通省)入省。中部地方整備局庄内川工事事務所長、北海道運輸局企画観光部長、四国地方整備局徳島河川国道事務所長、徳島県県土整備部長、近畿地方整備局企画部長、関東地方整備局河川部長、水管理・国土保全局防災課長を歴任し、7月1日付で現職。北海道出身、55歳。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。