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ミズノ/ワークウエア分野への進出加速/事業部新設、21年度に売上100億円へ  [2019年8月6日3面]

インナーシャツ「クウゲキ」はスポーツ選手も着用している

 スポーツ用品メーカーのミズノはワークウエア分野への進出を加速する。4月1日に「ワークビジネス事業部」を新設。スポーツウエアの製造で培ったノウハウをワークウエア開発に生かし、建設関連企業をはじめ幅広い企業に提案する。2021年度にはワークビジネス事業部の売り上げを100億円に押し上げる。
 ベトナムにある生産工場には設備投資を行い、増産に向けた体制を整えている。10月から本格稼働する。並行して営業力も強化。4月のワークビジネス事業部発足に合わせ、従来30人ほどだった営業部員は100人になり3倍以上増やした。まずは合同展示会への出展や銀行などが手掛ける企業マッチングなどを通し顧客の新規開拓を進める。
 商品にはスポーツウエア用に開発した機能を採用。作業環境に合うよう必要であれば仕様変更し、最適なウエアを提案する。吸湿速乾性や吸湿発熱性を持つインナーシャツはワーク向けにも展開。汗の臭いを抑える機能は接客シーンの多い企業のユニホームなどに導入する。
 ミズノがワークウエアを展開するため、専門部署を設置したのが1997年。これまでに建設会社や物流会社、病院など複数の企業にユニホームを提供してきた。ミズノの19年3月期の連結売上高は1781億円。この中でワークウエアを扱う事業の売り上げは約40億円と規模的にはまだ小さい。今回、取り組みを加速する背景についてワークビジネス事業部の石田雅司事業部長は「少子高齢化が進む中、純粋な競技スポーツ以外の分野を広げていく必要がある」と説明した。将来的なスポーツ人口の減少を見据え、布石を打った形だ。
 今後は、業種にとらわれず間口を広げて営業を展開する。機能性に加え、企業イメージにもつながるデザインを重視した商品の提案で、売り上げ目標達成を狙う。

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