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鹿島ら/ロックボルト引き抜き試験を一人で行える試験機開発/計測値も自動的に記録  [2019年8月9日3面]

開発した試験機による引き抜き試験

 鹿島らは、山岳トンネルに用いているロックボルトの引き抜き試験が一人で実施できる試験機を開発した。装置の軽量・コンパクト化を図るとともに、試験荷重を与える油圧ポンプを手動から電動に切り替えることで、変位量測定時の人力作業を不要にした。計測値はデジタル処理され、無線通信により、タブレット端末で自動的に記録される。
 土木資材などを扱うケー・エフ・シー(大阪市北区、高田俊太社長)と共同で開発した。従来の試験機は総重量が30キロだったが、13キロに軽量化することで、運搬や設置・撤去といった作業負担を軽減した。複数パーツを一体化するなどの効率化も図った。試験機設置から試験の実施、写真撮影、撤去にかかる時間は約3分で、従来(平均約8分)よりも大幅に短縮している。
 計測データは、タブレット端末で随時確認できる。試験後には専用アプリで簡単に管理帳票を作成できる。
 国土交通省東北地方整備局が進めている宮古盛岡横断道路の新区界トンネル工事(岩手県宮古市)で実証試験を行い、有用性を確認した。現在は二つの現場で実適用している。課題を抽出し、使いやすさの向上やさらなる軽量化など改良を図っていくとしている。

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