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国交省/職長・中堅クラス向け特別講習実施へ/マネジ技術向上、受講5万人めざす  [2019年8月20日1面]

 国土交通省は建設技能者を対象にマネジメントスキルの向上を目的とした特別講習を実施する。職種ごとに策定する能力評価基準で「レベル3」「レベル2」に相当する職長・中堅クラスが主な対象。専門工事業団体やゼネコンなどと連携し、さまざまな受講機会を用意。受講者5万人を目指す。建設キャリアアップシステム(CCUS)でレベルに応じたカードの取得や切り替えも支援する。
 国交省は2018年度第2次補正予算に、国土強靱化・復旧復興を支える建設業の担い手確保に向けた経費として2億90百万円を計上。この一部を、現場を支える職長クラスの技能者を対象にマネジメントスキル向上を目的とした特別講習に充てる。
 特別講習(受講無料)は職長・中堅クラスに対し、マネジメント能力をさらに向上させるのが目的。受講者に今後さらなる技能の研さんを通じたキャリアアップを促し、経験や技能に応じた処遇につながるようキャリアアップカード取得も支援。レベル判定やカード交付申請を行う。能力評価実施手数料、カード交付手数料の一部補助を検討している。
 受講を機に、CCUSの4段階のレベル分けのうち「レベル3」(職長として現場に従事できる技能者)、「レベル2」(中堅の技能者)のカード交付(切り替え交付)につなげる。
 多くの技能者に受講してもらうため、専門工事業団体やゼネコン、建設業労働災害防止協会(建災防)などとの連携を図る。能力評価基準を策定した職種の専門工事業団体に研修会を実施してもらう。全国団体のネットワークを生かし、各都道府県で1回は開催する予定。キャリアアップカードの申請手続きをフルサポートする研修になる。
 元請ゼネコンの協力会ネットワークを通じて関係する技能者に講習を行う。ゼネコンから研修会実施の希望を募り、集客の多いところに優先的に予算を充てていく。厚生労働省のカードリーダーに関する経費の助成を受け、カードリーダーを設置した現場を「モデル現場」に指定。実際の現場でカードの体験も行ってもらう。
 建災防が全国で実施している「職長能力向上教育」とタイアップして、能力評価やカード申請手続きを支援する。労務管理システムを運用している企業のネットワークを活用する研修も検討している。

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