工事・計画

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森ビル/虎ノ門・麻布台プロ(東京都港区)/7区域に施設群、総延べ86万平米  [2019年8月23日4面]

再開発ビル群の模型と撮影する辻慎吾社長

6000平方メートルに及ぶ中央広場の完成イメージ

 ◇都市コミュニティーの未来を切り開く街へ
 森ビルは22日、東京都港区で推進する「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の説明会を東京都内で開いた。開発コンセプトは「Modern Urban Village」。事業区域中心に設ける約6000平方メートルの中央広場をはじめとした豊かな緑地に囲まれ、人々が自分らしく生活できる「東京の都市コミュニティーの未来を切り開く街」(辻慎吾社長)を形成する。=1面参照
 同プロジェクトの計画地は虎ノ門5ほか(区域面積8・1ヘクタール)。森ビルが参加組合員として加わっている再開発組合が事業主体となり、総延べ約86万平方メートルの施設群を整備する。
 地域住民らによる街づくり協議会の発足からおよそ30年がかりで交渉を重ね今月、着工にこぎ着けた。辻社長は「約700人の権利者の合意形成などで時間はかかったが、断念することは考えなかった」という。高低差や木造住宅の密集など、地域が抱える課題の解決のため「再開発事業以外に手段はない」とした。
 建築計画の検討に当たってはビルの周辺を緑地化するのではなく、歩行者動線などを踏まえて人が集積する区域中央に広場を設け周辺にビルを配置した。ビルを高層化することで2・4ヘクタールにも達する緑地を確保する。
 施設の用途はミュージアム、約700人が通うインターナショナルスクール、約2万人が利用するオフィス、日本初進出ラグジュアリーホテル(約120室)、約150店舗が入る商業施設、約1400戸の住宅など。各施設が連携することで、人々のライフスタイルが街の中でシームレスにつながる。
 再開発ビル群の外観デザインに米ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツを起用するなど「超一流の才能」(辻社長)を結集。「アークヒルズや六本木ヒルズなど、これまでの街づくりで培ったすべてをつぎ込み、『ヒルズ』の未来形を映す」という。
 同プロジェクトは区域を七つに分けて施設群を建設する。全街区で設計は森ビルが担当。A街区とB-2街区を清水建設、B-1街区を三井住友建設、C-1~4街区は大林組が施工する。道路や公園などの公共施設の整備は清水建設・三井住友建設JVが担当。2023年3月末の全体完成を目指す。

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