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高砂熱学工業/アルミ配管ろう付けの音声ガイダンスアプリ開発/高品質な施工実現  [2019年8月27日3面]

ろう付け作業

作業時のアプリ画面

 高砂熱学工業は空調用アルミ配管などのろう付け作業を支援するスマートフォンアプリを開発した。スマホなどとワイヤレスイヤホンを使い、音声ガイダンスに従い作業することで、高精度な仕上がりを実現する。社内をはじめ、配管メーカーや設備工事会社などで構成するアルミ配管設備工業会などでの研修を通じて、アプリの使用方法などを周知。ろう付け作業の高品質化につなげる。
 「アルミろう付け音声ガイダンスABVoice」は、スマホやスマートウオッチと、近距離無線通信技術のBluetoothを搭載したワイヤレスイヤホンを使用する。技能者がイヤホンで音声ガイダンスを聞きながら作業し、仕上がり品質の向上につなげる。
 アプリは配管口径を入力し、作業時の季節を選択すれば使える。音声ガイダンスで専用ろう材の使用量、加熱時間や方向などを秒単位で指示する。手順に従って作業するれば高品質なろう付けが可能になる。
 ろう付けは金属を接合する方法の一つ。接合する金属よりも低い融点で溶融するろう材を使用する。管の隙間にろうが吸い込まれるのに適した温度になるまで接合部を手際よく昇温しろうを差して接合する。
 アルミ配管は一般的に使用される銅管に比べ、軽量でコストも抑えられる。ろう付け作業時間も銅管の3分の1になるなど、大幅な作業省力化を実現するメリットがある。ろうとアルミは融点が近く、これまで施工現場でのろう付けは難しいとされてきた。
 高砂熱学工業の込山治良イノベーションセンター新技術開発部担当課長は「当社だけでなくアルミ配管設備工業会などを通じて、アプリを幅広く活用してもらい、アルミ配管の普及と拡大に努めていきたい」と述べた。

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