工事・計画

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

熊本県/空港アクセス鉄道整備路線検討調査業務など2件/トーニチコンサルらに  [2019年8月27日9面]

 熊本県は、熊本空港(益城町)へのアクセス鉄道に関する路線検討調査をトーニチコンサルタント、整備効果に関する基礎調査を福山コンサルタントにこのほど委託した。2019年度末までにアクセス鉄道のルートや構造、概算事業費などの調査・検討を進める。調査結果に基づきJR九州との協議などを行い、早期の国への鉄道事業許可申請を目指す。
 調査2件は鉄道建設・運輸施設整備支援機構に発注業務を委託し、同機構大阪支社が「空港アクセス鉄道に関する路線検討調査」は簡易公募型プロポーザル、「空港アクセス鉄道の整備効果に関する基礎調査」は随意契約で委託先を選定、業務委託した。
 路線検討調査では線路平面図・縦断面図の作成や構造計画・施工計画の検討、駅レイアウト図の作成、概算建設費の算出、工事工程表の作成などを行い、整備効果に関する基礎調査では需要予測や費用便益分析などを行う。
 これまでの検討によるとアクセス鉄道はJR豊肥線の三里木駅(菊陽町)から県民総合運動公園(熊本市東区)周辺に設ける中間駅を経由し空港までを結ぶ延長約10キロ。単線でほとんどが高架構造となり一部区間はトンネルを想定している。路線検討調査では三里木駅で対面乗り換えでき、JR豊肥線と直通運転ができる配線を検討している。
 県などが出資する第三セクターが施設整備を行い線路や車両を保有し、JR九州に運行委託することや、約380億円と見込まれる整備費の最大3分の1をJR九州が負担することで18年度に同社と合意していた。熊本空港では23年にコンセッション(公共施設等運営権)方式による新たな空港ビルの完成を予定しているため、これを見据え早期の整備を目指している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。