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国交省、神戸市/三宮駅前整備事業計画作成/中・長距離バス停集約したターミナル設置  [2019年9月2日1面]

 国土交通省と神戸市は、市内の三宮駅前空間の整備に向け、事業計画をまとめた。立体道路制度の活用を念頭に、一帯に点在する中・長距離バス停を集約した新バスターミナルを設置。既存の鉄道6駅や街と接続し、人、モノ、交通が行き交う一大結節点を構築する。事業計画では魅力的な駅前空間の整備と街の回遊性向上といった五つの整備方針を設定した。事業計画の内容を深化させるため、産学官による検討会を設立し、年度内に議論の成果を取りまとめる予定だ。
 事業計画には▽魅力的な駅前空間の整備と街の回遊性向上▽中・長距離バスターミナル整備によるモーダルコネクト(さまざまな交通機能の接続)の強化▽まちの防災拠点▽未来志向の移動支援導入▽国道2号周辺の交通円滑化-の五つの整備方針を掲げた。
 新バスターミナルは阪神電気鉄道の神戸三宮駅北側の敷地に建設する再開発ビルの低層部に設ける。中・長距離バス停を段階的に集約するとともに、神戸らしさをデザインに反映したバス待合スペースを整備する。ビル内のオフィス、ホテル、商業施設、文化・芸術施設といった多様な機能と一体的に街のにぎわいを創出する計画だ。
 防災拠点の機能も持たせる。再開発ビルを災害時に帰宅困難者の一時滞在施設とするほか、新バスターミナルは帰宅困難者や物資の輸送拠点として活用する。
 国交省と市は、都心の三宮を人と公共交通が優先される空間に転換し交通結節機能や回遊性を高める「三宮クロススクエア」の実現を目指している。この空間と再開発ビルをデッキで結び付けることで、駅前空間の回遊性向上を目指す。地上・地下部でも駅前空間を一体化する工夫を凝らす。

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