企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

竹中工務店/19年1~6月期決算/連結は減収増益、官民とも好調維持  [2019年9月2日1面]

 竹中工務店は8月30日、2019年1~6月期決算を発表した。連結ベースで売上高6437億54百万円(前年同期比0・3%減)、営業利益422億22百万円(0・7%増)、経常利益479億93百万円(1・0%増)、純利益388億13百万円(34・4%増)の減収増益となった。減収ながらもほぼ同水準を維持しており、単体では増収増益を確保。「公共投資、民間設備投資ともに高い水準を維持しており、堅調に推移した」(磯野正智執行役員経営企画室長)としている。
 売上高は、前期に分譲事業で売り上げが伸びた反動減で微減となった。純利益は、複数の固定資産売却益を計上したため大きく伸びた。
 単体の完成工事総利益(粗利益)率は、前年同期を0・9ポイント上回る12・4%となった。原価低減の取り組みが効果を発揮しているという。「資材価格が高止まっている感はあるが、それほど影響はなかった。利益率は高い水準にある。労務や資材をコントロールしながら、11%を超える利益率をキープしたい」(石崎亮司財務室長)としている。
 単体の建設受注高は前年同期比23・1%減の4026億35百万円。上期の受注が少なかったが、19年7~12月期(下期)に受注が固まっている案件もあり、年間では前年並みを維持する見通しという。
 海外建設受注高が占める割合は、連結ベースで13・0%となり、前年同期より1・4ポイント増加した。欧州が伸びた一方で、中国が減少する傾向にある。「人件費が上がって、日系企業による投資が冷え始めている」(石崎室長)ことに加え、米中貿易摩擦の影響が出ていると見ている。
 19年12月期は連結ベースで売上高1兆3600億円(前年同期比0・5%増)、営業利益790億円(7・1%減)、経常利益880億円(6・4%減)、純利益680億円(6・9%増)を見通す。単体の建設受注高は1兆0500億円(2・1%減)、粗利益率は前年同期と同じ11・7%を見込む。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。