技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

西松建設ら/高層ビル現場で簡単にWi-Fi環境構築/円滑なICT施工可能に  [2019年9月2日3面]

 西松建設と、業務用無線LANやWi-Fiソリューションを開発・提供するPicoCELA(ピコセラ、東京都中央区、古川浩社長)は8月30日、携帯電波が届きにくい高層ビルの建設現場でも簡単にWi-Fi環境を構築することに成功したと発表した。これによりIoT(モノのインターネット)やICT(情報通信技術)を活用した施工の導入が加速することになる。
 西松建設が都内で施工する地上30階建ての高層ビルの現場で実証した。外装・外壁工事が完了し内装工事を中心に作業している段階でピコセラの無線LAN機器を採用・導入した。
 実証では二つの無線通信環境を整備した。一つは地上の親機から、屋上に設置された機器まで100メートル以上の無線通信を確立。その後、ビルの吹き抜けを利用し下層部まで無線通信環境を整備した。もう一つは地上の親機から、通信が必要な中層階のベランダに設置された機器までの無線通信を確立し、同様に上層階に無線通信環境を整備した。
 ピコセラの無線LAN機器同士が互いに無線中継する機能により、無線LAN機器を配置して、電源コンセントに挿すだけで実用的に使えるWi-Fi環境の構築に成功した。
 高層ビルの現場では、地上40メートル(15~16階相当)以上になると電波が届きにくくなる傾向があり、ICT施工を実施するには事前にLANケーブルを敷設する手間がかかっていた。同社は今後、高層ビル現場で同システムを標準装備し、ICT施工の導入による作業効率の向上などを図っていく。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。