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日本工営、山口大学/共同研究講座を開設/水域の環境評価手法開発へ  [2019年9月10日3面]

先端技術を活用した流域環境把握のイメージ

 日本工営は山口大学に共同研究講座「流域環境学講座(日本工営共同研究講座)」を開設した。開設日は8月1日。流域環境評価ツールの開発と活用手法の確立が目的。生物が生育環境に放出したDNA(環境DNA)や安定同位体、リモートセンシング、人工知能(AI)などを利用して流域(河川、湖沼、沿岸域)の生物・物質の動態を把握し、水域の環境を評価する手法の開発を目指す。
 講座を共同開設する山口大学の赤松研究室では、流域の水・物質・生物の動態を把握するために、環境DNA、UAV(無人航空機)、衛星リモートセンシングなどのさまざまな新技術を開発・導入してきた。日本工営はゲリラ豪雨などの気候変動に関する検討や、運用面を含めた施設の効果的な活用方法など、国内外で社会資本整備を通じた取り組みを推進している。共同研究によって流域環境学に関わるイノベーションを創出する。
 降水が表流水となって集まり流れる範囲の「流域」は、河川、湖沼、沿岸域で人体の血管に近い役割を果たしている。流域という一つの生命集合体の健全性を河川、湖沼、沿岸の水に着目して診断することで、SDGs(持続可能な開発目標)のうち▽安全な水とトイレを世界中に▽気候変動に具体的な対策を▽海の豊かさを守ろう▽陸の豊かさを守ろう-の達成に大きく貢献する。

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