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戸田建設/高強度材料用いたRC扁平梁を開発/梁せい2分の1、開放的な空間に  [2019年9月11日3面]

高強度扁平梁の概要

 戸田建設は、高層建築物に用いる高強度の鉄筋やコンクリートを組み合わせ横長にした「扁平(へんぺい)梁」を導入し、床から梁下までの高さを従来よりも増やすことができる新工法を開発した。梁せいを従来に比べて約2分の1に抑えることが可能。広い梁下空間を確保できるため、天井裏の設備計画や施工が容易になる。建築計画の自由度が向上し、開放的な空間を実現できるとしている。
 開発した「鉄筋コンクリート扁平梁工法」では、高強度鉄筋と高強度コンクリートを用いて、梁幅を大きくした横長断面の梁を構築する。免震構造や耐力壁といったほかの耐震要素と組み合わせることや、柱幅からはみ出した部分の梁を介して柱に伝達する力を構造設計時に適切に評価するといった工夫により、梁せいを小さくできたという。
 構造実験による検証結果を踏まえて、高強度扁平梁の設計法を取りまとめている。日本建築総合試験所の建築技術性能証明も取得済み。
 室内空間を最大限に利用しつつ建物高さを低減したい集合住宅や、天井に設備配管などが多く配置される医療施設などで大きな効果を発揮すると見ている。こうした用途の物件を中心に同工法を積極的に展開し、開放的な空間を提供していくとしている。

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