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竹中工務店/改良型コンクリ分配機を導入/施工支援機械で打設配管を調整、省人化実現  [2019年9月11日3面]

効率化した配管移動作業のイメージ

 竹中工務店は、コンクリート打設時に配管の筒先の配置調整などを省力化できるコンクリート分配機を現場に導入した。米国製機械を独自に改良したもの。従来は熟練のポンプ工3人が担っていた作業を2人で行うことが可能で、経験が浅い作業員でも容易に操作できるという。施工支援機械を用いて建築物の床コンクリート作業の省力化・省人化を図る「コンクリート工事フルロボ計画」の一環。打設作業を改善したことで、対応済みのならし作業と押さえ作業と含めて一連の工程での改良が出そろうことになる。
 通常の床コンクリート打設では、ポンプ工が配管を人力で打設箇所まで移動させて調整している。コンクリートが詰まった配管は非常に重く、持ち上げて位置を調整するのが重労働となるため、多くの作業員が必要となる。
 同社は、米国製コンクリート分配機「ラインドラゴン」を改良。資材軽量化やブーム小型化などにより、国内作業所で使用しやすくした。配管の筒先でコンクリートを分配する「プレーサー」(重量495キロ)と、後方で配管の配置調整を行う「ドラガー」(443キロ)の2台1セットで構成される。いずれの機械もリモコンで遠隔操作できる。経験の浅い作業員でも操作できるため、熟練技能者不足への対応という面でも効果があると見ている。
 大阪府内の作業所で試験施工を実施済みで、滋賀県内と徳島県内の作業所で本格活用を始めた。同機械は建機レンタル大手のアクティオが複数台保有しており、既に運用を開始している。竹中工務店は今後、全国の作業所に積極的に展開するとしている。
 コンクリート工事フルロボ計画では、配線介添え役が不要となる「バックパック式エンジンバイブレーター」や、ならし作業時にレーザー測量器と連動して自動的にレベル制御する機械、押さえ工程の効率性を高める軽量騎乗式トロウェルを導入済み。いずれも米国の機械を改良している。

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