論説・コラム

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回転窓/スポーツの秋も今は昔  [2019年10月3日1面]

 朝晩は涼しくなったものの、秋晴れの日はまだまだ汗ばむ陽気が続いている。環境省が定めるクールビズ期間は先月末で終了したが、小泉進次郎環境相は就任時、幹部職員を前に10月もノーネクタイなど軽装での就業を促したという▼秋に運動会を行う小学校では、熱中症対策もあり例年よりも開催日を後ろにずらすといった対応も見られる。「スポーツの秋」という言葉も気候変動によって、見直す必要が出てくるかもしれない▼各国首脳らが気候変動対策の具体案を示す「気候変動サミット」が先月ニューヨークの国連本部で開かれた。誰よりも注目されたのはスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)。学校を休んで温暖化対策を訴える抗議活動の火付け役である少女の演説に多くの人が耳を傾けた▼温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」では、世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ2度未満に抑える共通目標を掲げる。今後5年間で最低1・2~1・3度上昇するとの見方もあり目標達成は厳しい▼若者たちの怒りの声によって世界はどう変わっていくのか-。環境意識の向上と実行力が問われている。

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