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安藤ハザマ/発破作業の効率化ソフトを開発/穿孔時間と装薬量2~3割削減  [2019年10月7日3面]

発破パターン作成プログラム使用例

 安藤ハザマは、山岳トンネル工事で発破作業を最適化するソフトウエア「発破パターン作成プログラム」を開発した。同プログラムで作成したデータを、マシンガイダンス(MG)機能付きのドリルジャンボ(削孔機)で活用すると、穿孔時間や装薬量が2~3割削減できるという。さまざまな地質状況のトンネル工事に同プログラムを適用し、発破作業の効率化を目指す。
 同プログラムは「発破設計プログラム」と「発破パターン描画プログラム」の二つで構成する。発破設計プログラムは岩盤の硬さといった基本情報を入力すると、発破パターン作図に必要な孔間隔や抵抗線長が決められる。発破パターン描画プログラムは、発破設計プログラムで算出したデータをベースに、火薬装てん孔の位置を座標化する。座標データをMG機能付きのドリルジャンボに送れば、ICT(情報通信技術)施工が可能になる。
 同社によると、発破作業の穿孔時間と装薬量が2~3割削減できるという。発破による岩盤掘削の施工精度が大幅に高まり、余掘り量も減らせる。
 ドリルジャンボから得られる地質情報や、掘削出来形情報を基に算定した発破ごとの最適発破パターンも短時間で作成できる。工程がスムーズに流れ、発破作業の迅速化につながる。
 装薬孔は発破の精度に直結する。孔位置を素早く測量して位置を決める技術や、実際に穿孔した位置を計測して記録する技術がなかったため、発破作業のICT化が難しかった。
 MG機能付きドリルジャンボが導入され、設計位置への穿孔、実際に開けた孔の位置データの記録が可能になった。同社は発破パターン作成プログラムを実用化し、作業員の経験に頼りすぎないトンネル施工を実現する。

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