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タケエイ/都市型バイオマス事業に参入/初弾の発電所が11月稼働  [2019年10月8日1面]

完成したバイオマス発電所

 タケエイは、都市部の公園や道路にある街路樹の剪定(せんてい)枝などと間伐材由来の木質チップなどを燃料に使う「都市型バイオマス発電事業」に乗りだす。排出元から剪定枝を引き取る際の処理費用と、再生可能エネルギー発電の固定価格買い取り(FIT)制度による売電を収入源にし、事業性を高めるのがポイント。11月に神奈川県横須賀市で初弾の発電所が運転を開始する。売電価格の低下が見込まれる中、将来的には同制度に頼らない事業展開も目指す方針で、横須賀の事業は試金石となる。=3面に関連記事
 稼働を開始するのは、グループ会社の横須賀バイオマスエナジー(神奈川県横須賀市、安倍誠社長)が整備していた横須賀バイオマス発電所。7日に現地で竣工式が開かれた。1時間当たり30トンの木材が破砕できる大型破砕機などを導入。乾燥していない生木や伐根材も含めて50ミリ以下のチップに加工して発電燃料にする。
 公園や道路の維持管理業務で発生した剪定枝などは水分を多く含むため有効活用が難しく、焼却処分されていた。地域で発生した剪定材を引き取って発電で有効活用し、エネルギーの地産地消を図る。地域の持続可能性を高めることにも貢献できるとみており、他地域での実施も検討していくという。
 タケエイの阿部光男社長は「今までごみになっていた剪定材を電気にして地域にお返ししたい。FITを使わないでやることが一つの目標だ」と話している。

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