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佐藤工業/山岳トンネル3D出来形管理システムを改良/ロックボルト検出機能追加  [2019年10月8日3面]

ロックボルトの検出結果は3D表示で確認できる

 佐藤工業は山岳トンネルの3D出来形管理システムを改良した。新たにロックボルトの位置検出機能を追加。レーザースキャナー(LS)で計測した点群データを基にロックボルトの打設位置を検出する。どの位置にどの精度でロックボルトが施工されているのかを一目で把握でき、ロックボルトの本数確認の作業を省力化する。
 3D出来形管理システム「出来形マイスター(トンネルPKG)」は、佐藤工業、ユニアデックス(東京都江東区、東常夫社長)、日本ユニシス・エクセリューションズ(同、宮本素立社長)の3社で共同開発した。LSで計測したトンネル壁面の計測データから、覆工コンクリートの体積や厚み、掘削断面の出来形を評価する。新幹線トンネル工事などに適用している。
 今回追加したロックボルト位置検出機能ではロックボルトの位置を含む設計断面、トンネルの中心線形、掘削断面(吹き付けロックボルト後)のLS計測点群データを基に、ロックボルトの打設位置を検出する。
 検出方法はまず計測点群データから各ロックボルトの設計位置周辺の点群を切り出し、対象物までの距離情報を画像化した距離画像を作成する。距離画像とテンプレート画像(ロックボルトの見本画像)を比較し、一致した画像の中心点をロックボルトの位置として検出する。その結果は、3Dか2Dで設計位置からの距離に応じて色分け表示され、ロックボルトを施工した位置やその施工精度を一目で把握できる。
 ロックボルトが風管や機材で隠れていたりする箇所では人による目視確認が必要となるが、LS計測が可能な範囲ではシステムを活用することでロックボルト全数確認作業の大幅な負担軽減につなげられる。

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