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前田道路/主力の道路補修材改良/製品販売部門を強化、売り上げ3倍めざす  [2019年10月8日1面]

改良したスマートパッチ。粉体の袋の中に白い樹脂の袋を内蔵。手を汚さずに袋の中で混合できる

 前田道路は補修材など製品販売部門の強化に乗りだす。2012年から販売している道路補修材「スマートパッチ」を改良し施工性を高めた。新しい補修材を足掛かりに外販を強化する。高速道路のジョイント部をメインターゲットに、売り上げの目標値を現在の年間3万箱から3倍以上の10万箱に引き上げる。一般的なアスファルト合材と比べて利益率が高い補修材の販売強化によって、強固な収益基盤の確立を目指す。
 スマートパッチはこてなどで簡単に施工できるポリマーセメント系の簡易補修材。粉体と樹脂を混ぜ合わせ補修箇所に擦りつけることで、表面を滑らかにしたり段差を解消したりできる。
 別々になっていた粉体と樹脂の袋を改良で一体化。粉体の袋の中に樹脂の袋を内蔵し、パッケージを手で押しつぶせば樹脂と粉体が混ざるようにした。従来品はそれぞれの袋を開封し、粉体の袋に樹脂を注ぎ込んでいた。混合後は30分から2時間程度で硬化する。
 袋の中だけで混合できるため手間が掛からない。袋も混合剤が付着しにくくなるように改良。混合物が袋に残らずにスムーズに施工箇所へ流し込める。建設業で高齢作業員や外国人作業員が増加しているという背景を踏まえ、誰でも作業しやすいよう工夫した。
 粉体と樹脂が入った袋を1セットとし、1箱4セットで販売してきた。ロングセラー商品として年間2~3万箱を売り上げてきた。改良により従来比3倍となる売り上げ実現を目指す。
 8~9日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる「ハイウェイテクノフェア2019」に出展する。道路管理者などに同商品をはじめとする「前田ブランド」をPRする。

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