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国交省/CCUS活用「能力評価基準」で3職種を初認定/11月以降4段階評価開始  [2019年10月8日1面]

 国土交通省は建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用し、建設技能者のレベルを4段階に分ける能力評価基準を8日に初認定する。対象は▽鉄筋▽型枠▽機械土工-の3職種。10月中に今回の3職種を含め約10職種を認定する見込み。基準を作り、認定を受けた各専門工事業団体は今後、能力評価の実施方法などに関する規定を国交省に届け出る。11月以降、職種ごとに4段階の評価が始まる予定だ。
 能力評価制度はCCUSにより客観的に把握できる経験、知識・技能、マネジメント能力での評価を基本に、▽レベル1=初級(見習い)技能者▽レベル2=中堅(一人前)技能者▽レベル3=職長として現場に従事できる技能者▽レベル4=高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者など)-の4段階で行う。
 専門工事業団体など能力評価の実施機関が職種ごとに基準を策定し、国交大臣の認定を受けた後、能力評価の実施開始日や手数料などを示した実施規定を国に届け出る。基準と実施規定に基づき、能力評価を行うスキームだ。国交省は登録基幹技能者講習実施機関(35職種)に対し年度内に基準案を取りまとめ、国交大臣への申請完了を要請。4種類のカードが技能者に行き渡る環境整備を進める。
 先行して基準作りを進めてきた▽鉄筋=全国鉄筋工事業協会▽型枠=日本型枠工事業協会▽機械土工=日本機械土工協会-の3職種・3団体は、7日に基準案を申請。8日にも国交大臣の認定を受ける。
 10月中に計10職種前後を認定する見込み。各団体からの実施規定の届け出を踏まえ、11月以降、職種ごとに能力評価が始まる。技能者または代行者は、評価とカード交付を団体に申請。団体が評価を行い、申請者に結果を通知する。同時に、CCUS運営主体の建設業振興基金にも評価結果を伝え、レベルに応じたカードが交付される流れだ。
 CCUS利用開始前の経験は「経歴証明」が必要となる。経歴証明の起算点を、建設業に関する資格の取得年月を基本とし、CCUSの登録情報で確認。経歴証明での経験と、CCUSの蓄積経験を足してレベル判定する。経歴証明を提出できるのは、2024年3月末までとなっている。
 国交省は11月以降、レベル3、2に相当する職長、中堅クラスを対象に、特別講習(受講無料)を実施する。受講修了者にレベル判定の申請手続きを行ってもらい、能力評価の手数料を免除。レベルに応じたカードの取得や切り替えを支援する。
 レベル分けされたカードを技能者に早く交付できるよう、国交省はCCUSと連携して技能水準を評価する「レベル判定システム(仮称)」を構築。20年度をめどに稼働させる計画となっている。

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