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安藤ハザマ/労災推測システムを開発/気象データから分析、注意喚起情報を配信  [2019年10月9日3面]

システムの概要

 安藤ハザマとライフビジネスウェザー(東京都中央区、石川勝敏社長)は、気象情報から現場で起こりやすい労働災害を推測し、注意喚起情報を配信する気象危険予知システム(KKY)を共同開発した。システムを活用することで管理者が作業員に安全な指示を心掛けたり、作業員が災害への意識を高めて安全な作業に当たったりできるようになる。労働災害の減少に役立てる。
 気象危険予知システムでは過去の労働災害データと気象データを組み合わせ、労働災害が起こりやすい気象条件を特定するデータベースを構築。データベースと日々の天気予報を対比することで、起こりやすい労働災害の型を推測し、その情報を配信する。労働災害の過去事例や生気象学から考察した身体への影響に関する情報も同時に配信する。
 データベースは同社の過去の労働災害を事故の型別に分類し、災害発生日時と発生場所などを整理したデータと、ライフビジネスウェザーが抽出した労働災害発生時から前7日間の現場ピンポイントのさまざまなデータで構成する。
 安藤ハザマの現場のKY活動にシステムを活用した。従来のKY活動では想定される労働災害が自身の経験した事象に偏る傾向があった。システムの導入によりデータ分析に基づいた客観的な情報を得られるようになり、これまで気付かなかった潜在的な事象に対しても危険予知やその対策を講じられるようになったという。
 建設現場では作業前の危険予知活動で、現場の状況や気象情報などを念頭に、起こりうる労働災害を想定し、その対策を講じることで労働災害の未然防止に取り組んでいる。2社はこれまで注目されていなかった他の労働災害と気象との関係性に着目。労働災害データと気象データの相関を分析した結果、データ同士に関係性があることを見いだし、システムの開発に至った。

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