工事・計画

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新国立競技場/ほぼ完成、各種検査段階に移行/スポーツ振興センター  [2019年10月31日4面]

建設中の新国立競技場

 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる「新国立競技場」(東京都新宿区、渋谷区)が11月30日に完成・引き渡しを迎える。発注者の日本スポーツ振興センター(JSC)によると、スタジアム本体に加え、敷地内の外構や植栽なども「一通り完成した」(高橋武男新国立競技場設置本部総括役)という。現在は設備機器の試運転や調整、細かな手直しなど検査段階に移っている。
 整備工事の最終段階で行われた内外装仕上げ工事や設備据え付け工事、陸上トラックを含むフィールド工事などがほぼ完了した。地下にためた雨水を循環利用する「せせらぎ」と呼ぶ長さ140メートルの小川など外構部分も完成形となった。引き渡し後の稼働に向け、日本伝統の「ぼんぼり」や「ちょうちん」をイメージした夜間照明の点灯テストにも入っている。
 JSCは18日、設計・施工を担当する大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JVと工事請負契約書のスライド条項の適用による事業費の増額変更契約を結んだ。物価や労賃の変動を踏まえ工事費を約1・4億円増額し、設計・管理費を合わせた整備費は約1567億円となった。
 今後も五輪以降の手直し工事で約2億円の増額を見込んでいるが、JSCの今泉柔剛理事・新国立競技場設置本部長は「整備計画段階で示された上限(1590億円)の範囲内でコントロールしている」と説明している。
 完成・引き渡し後は12月中旬に竣工式を予定。同21日には一般向けのお披露目となるオープニングイベントを開く。

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