工事・計画

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青森市/多目的アリーナ・公園一体整備構想/要件案公表、20年度に事業者選定  [2019年11月5日6面]

 青森市は多目的アリーナと公園を一体的に整備・運営する官民連携事業の要件案をまとめた。2020年度に設計、建設、運営、維持管理などを一括して任せる民間事業者を選定。設計・建設期間に3年程度、運営・維持管理期間に15年程度を見込む。アリーナは最大5000席以上を確保し、プロスポーツやコンサートなど多様なイベントを開催。建設費には67億円程度を見込む。
 要件案は1日に「要求水準書」の案として公表した。民間事業者の選定手続きでは、市が定める要求水準を満たした施設の規模や機能などに関する事業計画の提案を求める。
 事業は旧国鉄青森操車場跡地(浦町橋本、敷地面積約21・2ヘクタール)で多目的アリーナの「(仮称)青森市アリーナ」と、公園の「(仮称)青い森セントラルパーク」の整備・運営を一体的に行う。二つの官民連携手法を併用。アリーナの方にはDBO(設計・建設・運営)を採用し、公園の方には改正都市公園法の公募設置管理制度(Park-PFI)を活用する。
 青森市アリーナは青い森セントラルパークの敷地内の一角に整備。メインアリーナやサブアリーナ、多目的ルームなどで構成する。メインアリーナはプロバスケットボールBリーグやバレーボールVリーグの公式試合を行えるようにし、その際には3500席以上の客席を確保する。25年に青森県で開かれる国民スポーツ大会の卓球競技も行える仕様を求める。競技用のフロア面積として2000平方メートル以上を確保。コンサートなどスポーツ以外のイベント開催時には5000席以上の客席を確保する。
 要求水準書案には明記していないが、アリーナ全体の規模は延べ約1万3800平方メートル、建設費は67億円程度を想定。要求水準書案はこれらの想定内容を前提にまとめた。
 公園にはアリーナのほかに収益施設も設ける。市民の健康増進やスポーツ振興、交流人口の拡大、にぎわいの創出などを図る観点から、飲食や物販、トレーニング、宿泊、温浴といった施設機能の導入を求める。
 市によると、20年度に民間事業者を選定し、24年度までに施設の完成を目指す。民間事業者の公募手続きを開始する時期は要求水準書案に明記していないが、今年3月にまとめた検討の「中間とりまとめ」では本年度中の開始を打ち出している。計画地周辺では県の第3セクター鉄道が運営する「青い森鉄道」の新駅を設置する構想もある。

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