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ピーエス三菱/経営幹部候補育成へ新研修制度/長期間の新人研修で離職率が低下  [2019年11月5日3面]

 ピーエス三菱が研修制度の拡充を加速している。将来の経営幹部候補に経営マネジメントの実践力を身に付けてもらう「次世代経営者研修」を年度内に導入する。新人研修では実施期間を半年間に延ばしたことで知識や技術の習得とともに、仲間意識が高まり離職率低下につながっているという。18年度からは一般職研修も創設した。多様な年齢階層で教育の機会を増やすことで、業務スキルの底上げを図る。
 次世代経営者研修は、役員候補となる部長クラス以上の役職者から選抜して実施する予定。異業種の人材も参加するトップマネジメント研修を受講し、経営戦略や財務、人材、危機管理などを学んでもらう。研修後には、経営陣を前にプレゼンテーションを行う。これらを役員の選考過程の一つとして位置付ける。経営スキルを十分に考慮して、優秀な人材を経営層に引き上げていく方向という。
 新入社員研修は、16年度にカリキュラムなどを見直した。従前の3カ月間から半年間に延ばして、座学や施工測量実習・技能講習、現場実習などを行っている。当初の想像と現場配属後の受け止めが大きく違って退職に至るケースもあったため、「配属後のイメージギャップを極力小さくする狙いがある」(同社)としている。合宿形式で実施するため、同期同士での絆が深まる効果もあるという。
 2年次研修では、新入社員を前に代表者が業務内容を発表する機会を設けており、若手同士が交流するきっかけにもしている。新入社員の入社3年以内離職率は減少傾向が続いており、16年度新入社員の離職率は2・9%と低水準に収まった。
 17年度の採用から全社的にリクルート活動を展開する体制も構築。支店も含めて学校訪問などを積極的に行っている。想定を大幅に上回る採用を実現した支店も出ているという。

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