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飛島建設・壽松木一哉氏/第61次南極観測隊に参加/20年1月から1カ月  [2019年11月13日3面]

壽松木氏

 飛島建設名古屋支店建築部の壽松木一哉氏が、第61次南極観測隊メンバーとして派遣される。基本観測棟放球デッキの建設や老朽化した建物の解体などを行う予定。作業期間は2020年1月から2月にかけての約1カ月。壽松木氏は「メンバーには普段建設業と関わりのない研究者や医療従事者などもいる。仕事で培った現場のマネジメント力を発揮し、円滑に作業を進めていきたい」と意気込みを語る。
 同社は1994年から、南極観測隊の設営部門(土木・建築)に技術者を継続的に派遣してきた。主な活動内容は昭和基地にある建物の建設、解体、保守など。現地ではブリザードなど天候状況により計画通りに作業が進まない可能性もあるという。
 今回は18年に建設した基本観測棟に接続する形で気象観測用バルーンを放球するためのデッキを建設する。デッキの基礎に使うコンクリートは別の場所に設けたプラントで製造。現地の骨材、砂利などに南極の環境でも使用できる即効性セメントを混合して製造する。壽松木氏は「日本のプラントのような、最新鋭の設備ではないため、かなりの労力が必要な作業になるだろう」と気を引き締める。
 壽松木氏は入社23年目。入社以来切望していた南極観測隊への参加が今回ようやくかなった。「昭和基地にしっかりと日本の極地観測を担う建物を建ててくる」と力を込める。(すずき・かずや)

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