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京都市/京都市京セラ美術館(左京区)が竣工/80年前の外観継承  [2019年11月19日10面]

正面エントランス付近の外観

竣工を祝いテープカット

門川市長

 京都市は16日、2017年から再整備工事を進めてきた「京都市京セラ美術館」の竣工式典を開いた。関係者約200人が出席し、待望の完成を祝った。20年3月21日にリニューアルオープンする。基本設計は青木淳・西澤徹夫設計JV、監理は昭和設計、実施設計・施工は松村組が担当した。
 同市左京区岡崎円勝寺町の現地で行われた式典では、最初に門川大作京都市長が「将来の重要文化財指定を目指す素晴らしい建物の価値をしっかりと生かしながらも、新たな機能を加え、京都が持つ伝統と進取の気風を実現した。文化芸術の発信拠点となることを願っている」と喜びを語った。
 続いて基本設計を担当し、同館館長を務める青木淳氏が設計のポイントなどを語ったほか、ネーミングライツ(施設命名権)パートナーとなる京セラの山口悟郎代表取締役会長は「これまで以上に市民に愛される施設となるとともに、世界に誇る資産となることを期待している」と話した。
 この後、門川市長、青木館長、山口会長をはじめ、来賓の山内修一京都府副知事や、実施設計・施工を担当した松村組の岩本恭治社長、青木氏とともに基本設計を担当した西澤徹夫氏らによるテープカットで無事竣工を祝った。式典後には一般向けの施設内覧会を行った。
 1933年の開設から80年以上が経過した同美術館の耐震改修と機能充実を図り、現代のニーズに対応する。規模はRC・S一部SRC造地下1階地上2階建て延べ約1万9494平方メートル(うち既存改修9324平方メートル、増築9403平方メートル)。工期17年2月~19年10月末。
 既存の本館は、竣工当時の建築様式や外観を継承した上で耐震改修や空調・照明設備の全面更新などを図った。敷地北東には現代アートなどを展示する東山キューブを増築。地下に変更した正面エントランスの前面には交流や回遊を創出するスロープ状の広場を設けている。

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