工事・計画

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シェルター/木造7階建てビル建設プロに参画/仙台駅東口に、20年5月の着工めざす  [2019年11月20日6面]

仙台駅東口プロジェクトの完成イメージ

 木構造メーカーのシェルター(山形市、木村一義代表取締役)は18日、仙台駅東口エリアに木造7階建ての高層ビル=完成イメージ=を建設するプロジェクトに参画したと発表した。製材から主要な構造材を製作する同社開発の耐火部材「COOL WOOD(クールウッド)」を採用する。同社によると、高層建物の主要構造部に製材を使うのは全国初めてという。現在、設計作業を進めており、来年5月の着工を目指す。
 高層木造ビルは高惣合同会社(仙台市)が計画している「(仮称)仙台駅東口プロジェクト」。同駅のタクシー乗り場の東側(仙台市宮城野区榴岡2、敷地245平方メートル)に7階建て延べ1029平方メートルの規模で建設する。1~6階がテナントやオフィス、7階が住宅。3階までは2時間耐火構造、4階以上は1時間耐火構造とし、一般に流通しているJAS製材を主要構造部に使用する。複数の製材を束ねて柱や梁を製作する。2021年春の完成を予定している。
 高層の木造建築は集成材が一般的に使用されているが、集成材の工場がないために調達が難しい地域がある。一方で製材は入手しやすく、既存の設備を利用して地元の森林資源を活用できる。集成材に比べて安価なため、材料費を削減できるほか、地元で手配できれば運搬費を抑えることもできる。
 国内では公共建築だけでなく、民間企業でも木造建築が増えており、今後急速に市場が拡大することが期待される。
 クールウッドは、核となる木材(中心部)を強化石こうボードで囲み、外側をさらに木材で覆った特許製品。低コストで加工しやすく、燃焼時は石こうが発する水蒸気が消火効果を発揮し、支持荷重がかかる中心部に火が燃え移らないため耐火性能に優れる。

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