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竹中工務店/溶接ロボットの活用拡大へ/角形断面の鉄骨柱対応で新工法を開発  [2019年11月21日3面]

新工法のイメージ

 竹中工務店は、高層建物に用いる角形断面の鉄骨柱の溶接を、ロボット作業で容易に実施できる工法を開発した。上側の柱の接合部に溶接箇所を仕切るような開先形状を設けるとともに、溶接の漏れ止め措置を行うことで、角の部分を含めてロボットで施工できるようにした。品質確認の最終段階に入っており、早ければ2020年から適用を始める。
 角形断面の柱は角部分の取り合いが難しいため、ロボットによる溶接だけで完結せずに、熟練溶接技能者が継ぎ目の状態を確認しながら溶接を行う必要があった。新工法では、柱の形状を工夫することで、断面ごとに溶接作業が完結できるようになり、ロボットで対応できるようにした。継ぎ目処理の作業負担の軽減や、安定した品質の確保が見込めるという。特許も出願している。
 鉄骨製作工場での部材接合部の加工は、従来作業の延長で対応できるとしている。ロボットを設置するためのレールを取り付ける必要があるが、複数台を活用することなどで、効率性が高まると見ている。溶接作業をロボットが代替することで熟練溶接技能者が必要な作業を減らして、熟練溶接技能者の高齢化や減少に対応していく。
 同社は、外周が曲面になっているコラム型形状柱などには溶接ロボットを適用済みで、安定した溶接品質が確保できることなど検証していた。

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