技術・商品
関電工/電圧など測定記録を効率化するシステムを開発/20年3月に販売開始 [2019年11月28日3面]
関電工は、照度や電圧などの測定・記録を支援するシステム「BLuE」を2020年3月に一般販売する。測定器とパソコンを近距離無線通信技術(ブルートゥース)でつなぎ、測定値のデータをエクセルの帳票やAutoCADの図面に反映し、自動入力できるアドインソフト。測定と同時に報告書が出来上がり、作業の効率化が図れる。初弾として、三和電気計器の電圧・電流測定器「デジタルマルチメータ」や共立電気計器の絶縁抵抗測定器に対応させる。
工事に伴う測定業務の効率化と品質向上が狙い。従来は測定器の計測値を記録表に手書きで記入してから、パソコンに入力していた。記入漏れや書き間違いなどヒューマンエラーが防止でき品質向上につながる。計測器の型番に対応したシステムを提供するため、利用者にとって分かりやすい仕様になるという。価格は固まっていないが、年間ライセンスで数千~1万円を目安として想定している。
関電工では今年4月から各現場で試行的に使用してきた。3階建ての建物で約600点を計測した実証実験では、従来は約30時間かかっていた測定記録業務が、8~10時間程度削減できたという。同社は、大規模な建物ほど生産性向上の効果が大きいと見ている。
今後は、対応測定器を増やすことや、測定業務を1人だけで行えるようなシステムの利用を検討する。将来的には省人化やドローン(小型無人機)を使った測定業務の自動化も視野に入れ、開発を進める。電気工事会社がこうしたシステムを主体的に開発したのは初めてで、「手探り状態でチャレンジ的な要素もある」(同社)としている。
工事に伴う測定業務の効率化と品質向上が狙い。従来は測定器の計測値を記録表に手書きで記入してから、パソコンに入力していた。記入漏れや書き間違いなどヒューマンエラーが防止でき品質向上につながる。計測器の型番に対応したシステムを提供するため、利用者にとって分かりやすい仕様になるという。価格は固まっていないが、年間ライセンスで数千~1万円を目安として想定している。
関電工では今年4月から各現場で試行的に使用してきた。3階建ての建物で約600点を計測した実証実験では、従来は約30時間かかっていた測定記録業務が、8~10時間程度削減できたという。同社は、大規模な建物ほど生産性向上の効果が大きいと見ている。
今後は、対応測定器を増やすことや、測定業務を1人だけで行えるようなシステムの利用を検討する。将来的には省人化やドローン(小型無人機)を使った測定業務の自動化も視野に入れ、開発を進める。電気工事会社がこうしたシステムを主体的に開発したのは初めてで、「手探り状態でチャレンジ的な要素もある」(同社)としている。
このジャンルの最新記事
- 応用地質/3D地盤モデル作成ソフト発売/5年で売上5億円目標 [2019年12月11日3面]
- 鴻池組、きんそく/基礎杭施工管理自動化システムを開発/計測・誘導機能を集約化 [2019年12月11日3面]
- 戸田建設ら3社/無人装置で覆工コンクリを湿潤養生/トンネル工事の品質向上 [2019年12月10日3面]
- NEDO、竹中工務店ら/土砂を搬送できるポンプ開発/世界初の試験機が完成 [2019年12月10日3面]
- NTTドコモ、京大/AIで橋梁の劣化度推定/たわみや車両重量で判断 [2019年12月9日3面]





思考転換と競争優位のためのマネジメント実践読本(基本編・応用編)
国家経営、人材活用、リスク対応、教育…。...続きを読む

詳説「公共工事標準請負契約約款」建設契約管理の理論と実践(上)
2016年11月から日刊建設工業新聞で月...続きを読む

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む

建設業で本当にあった59話の心温まる物語【欠品中】
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む

作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む