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戸田建設、岐阜工業/急曲線対応型の自動レール移動システム開発/生産性と安全性向上  [2019年11月29日3面]

システムのイメージ図 (作業台車での採用例)

 戸田建設と岐阜工業(岐阜県瑞穂市、宗像国義社長)は、山岳トンネル工事に用いるアーチ部構築作業台車などのレール移動を、急曲線部も含めて自動化できるシステムを開発した。特殊アウトリガーを設置することで、移動方向の制御が可能となり、急曲線トンネルにも適用できる点が特徴。従来は建設機械と複数の作業員が必要だったが、ボタン操作だけでレール移動が可能になる。省力化による生産性向上や効率化とともに、安全性向上でも大きな効果があるとしている。
 開発した急曲線対応型自動レール移動システム「Rail Walker System」は、前後方に張り出すことが可能な高剛性レール(特殊レール)や、このレールを前後に移動させる装置、レールを抱きかかえて浮かせる車輪などで構成。このほか、上昇下降用ジャッキ装置や回転装置などと一体になっている。
 特殊レールに作業台車などが乗っている状態で、特殊アウトリガーを回転させた後に、特殊レールや作業台車などを上昇させる。それから、特殊レールと作業台車などを同時に回転させるといった流れで、特殊レールと作業台車を移動させていく。
 福島県内のトンネル工事に適用し、システムの有効性を確認した。トンネル掘削などの車両通行により、作業台車などの前進作業が中断することがなくなり、生産性が高まる。接触災害などの防止にもつながる。
 新技術情報提供システム(NETIS)への登録を目指しており、登録後は岐阜工業から販売する予定。覆工コンクリート用のスライドセントルへの適用や、半自動設置システムの開発も検討している。

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