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国交省/道路除雪工の積算方法見直し/世話役の労務歩掛かり改善、19年度内に改定へ  [2019年12月4日1面]

 国土交通省は直轄で実施する道路除雪工の積算方法を見直す。土木工事標準積算基準書には新設除雪や歩道除雪、凍結防止など工種ごとに歩掛かり(機械、労務、材料)が設定されている。除雪作業世話役の労務歩掛かりを施工の実態調査を踏まえて改善する考え。除雪作業は維持工事に含めて発注することが多い。通常は4月に歩掛かりを改定するが、2020年度の早期発注に間に合うよう年度内に改定手続きを進める。
 国交省は除雪事業者の経営の安定化を図り「地域の守り手」の維持・育成につなげるため、適正な予定価格の設定に向け積算方法を見直す。昨冬に実施した施工の実態調査によると、世話役は除雪機械平均3・3台ごとに1人を配置していた。現行基準は5台ごとに1人を計上しており、実態を踏まえて改正する予定だ。雪の積み込み補助作業員の労務歩掛かりは調査の結果、積み込み機械1台当たり平均約2・5人。現行基準は3人を計上しており、変更しない見通しだ。
 全国的に地域建設業者で除雪機械を扱える熟練のオペレーターの減少や高齢化が進んでいる。国交省の有識者会議が18年5月にまとめた降雪期の道路交通確保策に関する政策提言では、除雪作業での適正な利潤確保に向け、契約方法の改善や適正な予定価格の設定などを求めた。

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