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JR東日本/高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)の概要発表/駅の未来の姿示す  [2019年12月4日4面]

高輪ゲートウェイ駅(JR東日本提供)

 JR東日本は3日、山手線・京浜東北線の田町~品川間に2020年春開業する「高輪ゲートウェイ駅」(東京都港区)の概要を発表した。膜屋根や東北の木材の採用など環境保全技術を駆使した駅「エコステ」とするとともに、4街区延べ約85万平方メートルの施設整備を計画する「品川開発プロジェクト」の玄関口として最新のサービス設備を導入し、ロボット技術の実証実験なども行う。
 駅は隈研吾氏がデザインアーキテクトを務めている。折り紙をイメージした障子のような大屋根、吹き抜けや大きなガラス面が特徴。駅と街の一体感を意識した空間にする。屋根は熱反射率が高く膜タイプで、内部の温度の上昇を抑制するとともに光を透過させ、日中の照明に用いる電力を減らす。
 福島県古殿町、宮城県石巻市など国産木材をコンコースに採用し、木材の量に応じた東京都港区の二酸化炭素固定認証(みなとモデル)を受ける。東京方面の屋根は太陽光パネル、線路脇に小型風力発電機を設置し、山手線の線路脇と道路と境界を緑化する。
 構内には人工知能(AI)を活用した案内、警備、清掃、広告、移動支援などの各タイプのロボットを稼働させる。ICカードのタッチ部分の形状を改良し、デンソーウェーブのQRコードを読み取れる新しい自動改札機を導入する。3日に東京都内で会見した深澤祐二社長は「未来の駅を想像できる新しい技術をできるだけたくさん導入する」と意欲を示した。
 駅の開業に合わせて駅前の特設会場にパビリオンなどを設け、移動支援モビリティに試乗できたり、幻想的な映像を提供したりする「高輪ゲートウェイフェスト」を開催する。建築家の永山祐子氏が協力している。

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