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建設技術研究所/自動運転サービスに本格参入/乗り合いタクシー使いMaaS実現  [2019年12月5日3面]

 建設技術研究所は公共交通が未発達な地域を対象に、乗り合いタクシーをベースにした自動運転サービスに本格参入する。スマートフォンで配車を予約したり、道路の混雑状況や所要時間などに応じ最適ルートを提供したりといったサービスを提供する。自動運転技術でスムーズな移動を支援する「MaaS」(モビリティ・アズ・ア・サービス)を実現し、収益源の多様化を目指す。
 同社が展開するのは「次世代型オンデマンド・モビリティ・サービス」。ICT(情報通信技術)を使い、タクシーの運行管理などを行う。ユーザーは電話だけでなく、スマートフォンで利用予約ができる。運転手は専用のアプリで移動時間などを評価し、最適な運行ルートを閲覧できる。利用予約の即時対応に加え、ユーザーのスムーズな乗車につなげる。
 タクシー会社は「オペレーティンダッシュボード」と呼ばれる端末で運行実績や運行内容を把握する。サービスのさらなる向上に役立てられるという。
 同社は茨城県石岡市と協定を締結。9~13日に乗り合いタクシーを利用した実証実験に着手する。実証実験では10人乗りと15人乗り車両を9台使用。市内の駅や医療機関、商業施設などを結び、利便性や受付作業が効率的に行えるのかを検証する方針だ。
 民間や公共機関が運行する乗り合いタクシーは、電話でしか予約を受け付けておらず、ドライバー不足に伴う運行本数の減少も課題となっている。オンデマンド・モビリティ・サービスを契機に建設技術研究所は収益拡大を目指すとともに、誰でも自由に移動できる環境づくりに貢献する。

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