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宮城県/岩沼蔵王線志賀姥ケ懐トンネルが開通/施工は安藤ハザマJV  [2019年12月25日6面]

村井知事

関係者によるテープカットとくす玉開披

 宮城県が東日本大震災の復興財源を活用し整備を進めていた主要地方道岩沼蔵王線大師・姥ケ懐(うばがふところ)道路「志賀姥ケ懐トンネル」の開通式が21日、岩沼市志賀のトンネル坑口前で行われた。現道は急カーブが続き、狭あいな峠道となっており、延長1285メートルのトンネルを整備し車両が安全に走行できるようにした。トンネル本体工事の施工は安藤ハザマ・橋本店・上の組JVが担当した。
 式典には国や県、自治体の関係者、地域住民の代表者ら約70人が出席。村井嘉浩知事は「沿岸南部と内陸南部を結ぶ信頼性の高い広域道路ネットワークが形成され、地域全体の産業振興や観光交流の活性化、救急医療活動への支援が図られ、震災からの復興に大いに寄与すると期待される」とあいさつ。岩沼市の菊地啓夫市長は「復興の先を見据えた地方創生や産業振興に大きく貢献する」と期待の声を述べた。
 東北地方整備局の佐藤克英局長は「災害時には県南地域の避難路、輸送路となる唯一の道路として地域の安全・安心に大きく貢献する」と話した。
 町立村田第一中学校1年の渡邊ひなたさんは「安全でみんなにやさしい道路になった。暑い日や寒い日の作業は大変な努力があったと思う」と工事関係者に感謝した。
 大師・姥ケ懐道路の事業区間は岩沼市志賀~村田町小泉間の延長3・7キロ。山間部にトンネルを新設したほか、村田町区間は現道を8メートルに拡幅した。2014年度に工事を始め、15年度からトンネル工に着手。総事業費は約73億円。道路の下には県企業局の広域水道の連絡管を設置した。今回の開通で両区間の走行時間は約8分短縮する。
 岩沼蔵王線は岩沼市を起点に、村田町を経て蔵王町に至る延長25・5キロの幹線道路。東北自動車道と仙台東部道路の二つの幹線道路を接続するとともに、仙台空港と県内陸部を結ぶ重要な東西交通軸に位置付けている。

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