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20年がスタート/各社トップが年頭あいさつ/将来見据え変革と挑戦の年に  [2020年1月7日1面]

社員に向け年頭訓示を行う竹中工務店の佐々木社長

東急建設の寺田社長

若築建設の五百蔵社長

 2020年の仕事始めとなった6日、建設業界各社のトップが年頭のあいさつを行った。社会の変化を見据えた成長戦略の構築などを目指し、新たな挑戦を掲げるトップが多い。働き方改革と生産性向上も喫緊の課題だ。国土強靱化やSDGs(持続可能な開発目標)など社会の要請に応えていく姿勢も示された。=4、5面に各社トップのあいさつ一覧
 昨年3月に就任した竹中工務店の佐々木正人社長は、新3カ年事業計画をスタートさせ、働き方改革や生産性向上を加速させる方針を示すとともに、「品質経営により、ものづくり等に真摯(しんし)に取り組む」と決意を表明。同6月就任の東急建設の寺田光宏社長は次期長期ビジョンの策定を見据えて、「サステナブルな企業の将来像を作り上げる」と抱負を語った。5月に創業130周年を迎える若築建設。五百蔵良平社長は「時代の要請に応えていくかぎり未来も必ず開けていく」と呼び掛けた。
 大林組の蓮輪賢治社長は生産性向上を最重要テーマに掲げ、「デジタル情報を縦横無尽に駆け巡らせ、業務プロセスを変革していく」と決意表明。清水建設の井上和幸社長は「多様な人々が貢献するという企業文化を育み、真に実現していきたい」と語った。大成建設の村田誉之社長は「次期中期経営計画を策定する年だ。リーディングカンパニーであり続けるために確かな道筋を示していく」と力を込めた。4月に新中期経営計画が始動する五洋建設の清水琢三社長は「進取の精神で新しいことに挑戦する」とした。
 安藤ハザマの福富正人社長や奥村組の奥村太加典社長、佐藤工業の宮本雅文社長らは防災・減災への貢献を強調。鴻池組の蔦田守弘社長は「本年よりSDGsの取り組みを本格化させる」との姿勢を示した。各社とも手持ち工事を豊富に抱える中で、確実な施工も不可欠。鹿島の押味至一社長は「最も重要なことは満足する品質を安全な施工で所定の工期内に納めるという基本だ」と呼び掛けた。
 建築設計界では、創業130周年を迎える三菱地所設計の林総一郎社長が「周年事業を通じ、強みを次世代につなげる」と述べた。会社設立120周年となる日建設計の亀井忠夫社長は「好循環を確実なものにしながら新たなステージに進んでいきたい」と意気込んだ。建設コンサルタント業界では4月に新本社ビルが完成し、75周年事業をスタートさせる日本工営の有元龍一社長が「100年企業への新たな歩みを進める」と力を込めた。道路舗装業界では、世紀東急工業が70周年、前田道路と東亜道路工業が90周年を迎える。

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