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国交省/老朽マンションの先導的長寿命化工事に助成/管理適正化へ支援強化  [2020年1月8日1面]

 国土交通省は竣工から年数が経過したマンションの長寿命化の取り組みを後押しする。2020年度に先導的な長寿命化工事を支援するモデル事業を新設。長寿命化の手法や実績を蓄積し全国へ展開を図る。維持管理の適正化に向けた取り組み支援も強化。地方自治体が行うマンションの再生に向けた規制の合理化なども支援対象に拡充し、その成果を広く発信、展開する考えだ。
 築40年超のマンションは現在81・4万戸あり、ストック総数(654・7万戸)に占める割合は約1割となっている。10年後には現在の約2・4倍の197・8万戸、20年後は約4・5倍の366・8万戸になる見通し。一方、マンション建て替えの実績は19年4月時点で、累計244件(約1万9200戸)にとどまっている。
 国交省は今後急増する高経年マンションについて、適切な維持管理を促進するとともに、改修などによる円滑な再生を図る取り組みへの支援を強化する方針。20年度予算案で「マンションストック長寿命化等モデル事業(補助金)」に17億円(新規)、「マンション管理適正化・再生推進事業(補助金)」に1・5億円(19年度比23%増)を計上した。
 新設するモデル事業は民間事業者などを対象に、老朽化マンションの再生検討、長寿命化につながる改修などモデル的な再生プロジェクトを支援する。先導的な取り組み例としては、新たな制度的枠組みを活用した再生手法の検討や、技術的に困難で合意形成が難しい改修など。補助率は改修工事費の3分の1。再生手法の検討費用は定額で5百万円を上限とする。
 管理適正化・再生推進事業は、自治体や民間事業者などが対象。20年度から「自治体が行うマンション再生に向けた規制合理化の支援」「適正な維持管理や建て替え・売却による更新を円滑化する制度改正に伴う制度普及・周知活動」を新たに補助対象に加える。

コメント

  • 還暦建築士 より:

    1/3!!!  上限500万!! 少なっ!!  新たな制度的枠組の再生手法や技術的に困難で合意が難しい改修が、1500万で済むわけがないしそんな老朽化した民間マンション再生にそれを超えるお金をかけるであろうか。4年ほど前に札幌で民間マンションで入居者がいるのにも関わらずベランダや外壁が落ちて居住不可能の憂き目にあいしばらく報道されていたがどうなったのか知らない。オーナーは転々と代わり最終オーナーは我関せずのどこか本州の人であった。こんなことあちこちで起きているんだろうなと思ったが、今回も国交省の本気が見えないわあ。

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