論説・コラム

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回転窓/成熟社会の新交通網  [2020年1月9日1面]

 年末年始に帰省したり、旅行などに出掛けたりした方は多かろう。先月27日から10日間の高速道路の交通量は昨年度に比べて4%増えた。休暇が例年より長く、全国的に好天に恵まれたことが人々の外出意欲を喚起したようだ▼長期休暇による移動日の分散化のほか、高速道路の新設ルートの開通効果もあり、10キロ以上の渋滞回数は5回減少。一方で交通集中に事故が重なったことなどにより、30キロ以上の渋滞は2回増えたという▼警察庁が6日発表した2019年の交通事故による死者数は、過去最少の3215人。速度超過の事故の減少やシートベルト着用の徹底、自動ブレーキなど車両性能の向上が複合的に奏功しているようだ▼より安心・安全で快適な自動車の走行を実現するため、メーカーなど関連企業の技術開発も熱が帯びる。自動運転技術の実用化に向けた取り組みが活発化。さまざまな移動手段を実証する街づくりプロジェクトもトヨタ自動車を中心に動きだした▼人口減少、高齢化が進む成熟社会を支える次世代の交通・流通網の再構築が急がれる。建設産業への影響や果たすべき役割も決して小さくはない。

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