行事

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

神戸市立博物館/「竹中工務店400年の歩み展」が開幕/3月1日まで  [2020年1月14日8面]

特別展会場

テープカットで開会を祝う

 神戸市立博物館(神戸市中央区京町)は11日、特別展「建築と社会の年代記-竹中工務店400年の歩み」を開幕した。同社と前身の工匠時代の竹中家が手掛けたさまざまな建築を、人間との関わり方という視点で紹介。会場には同社所蔵の古文書や写真、模型、図面など約1000点を展示する。被災から間もなく25年を迎える阪神・淡路大震災の復興の経過と同社の取り組みも示す。会期は3月1日まで。
 竹中家と建築の関わりは、今から400年以上前に織田信長の普請奉行を務めた竹中藤兵衛正高にまでさかのぼることができるという。1899年に工匠の竹中藤右衛門氏が神戸で竹中工務店を創立。竹中家と同社は各時代の社会を支える多くの建築を手掛けてきた。
 特別展は「はじまりのかたち」「出会いのかたち」「はたらくかたち」「夢を追うかたち」「感性を育むかたち」「暮らしのかたち」「時を紡ぐかたち」「みんなのかたち」の八つの視点で作品を紹介。2016年に東京で開催した「竹中工務店400年の夢」展の内容を生かしつつ、今回は「みんなのかたち」エリアで、同社が取り組んだ阪神大震災の復興事業のパネルなども展示する。
 古文書などの関係資料だけでなく、所蔵する多くの建築関係資料と、建築の歴史資料、美術資料を組み合わせ、建築の特徴と、人々と社会との関係性を検証し、受け継がれてきた建築の多様な魅力を感じられるように構成した。
 10日には一般公開に先立ち関係者による開会式が行われ、久元喜造神戸市長や同社の竹中統一取締役名誉会長、佐々木正人社長らが参加。テープカットし特別展の開催を祝った。久元市長は「竹中工務店は創業以来、神戸とさまざまなつながりがあり、建物をつくってこられた。あらゆる世代の皆さんに見てほしい」と語った。竹中名誉会長は「阪神大震災の復興や建築文化の新たな取り組みもとりあげた。将来の建築の在り方を考える機会としたい」とあいさつした。
 特別展の入場料は一般1000円、大学生は500円、高校生以下は無料。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。