論説・コラム

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回転窓/日本の駅とマナー文化  [2020年1月14日1面]

 次の列車に乗る人が整然と並んで待つ整列乗車。混雑する駅やターミナル駅の円滑な乗り降りに欠かせず、人身傷害事故を防ぐためにも協力を呼び掛けている鉄道会社がある▼大勢の人が訪れる初詣の時、きれいな列ができているのを見ると、次の次の列車や、行き先の異なる列車に乗るための整列乗車が定着した理由が分かるような気がする。この日本のマナー文化は、戦後間もない東京の銀座線渋谷駅で始まったという▼駅の開業は1938年12月。現在は1日に22万人もが利用する。開業以来、大規模な改修が行えていなかったが、東京メトロが2009年2月に着手したホームの移設工事が完了し、3日に新駅舎の供用が始まった▼ホームを約130メートル移設し、幅を従来の約2倍となる12メートルに広げた。圧迫感が和らぐよう外観のデザインを変更。限られた時間の中で3回の線路切り替え工事を成し遂げるなど、設計、施工に工夫を重ねた▼一部の工事は継続中ながら、今夏の東京五輪までに床の仕上げやホームドアの設置を終えるという。海外から訪れる大勢の人たちが真新しい駅と整列乗車をどう思うのか楽しみだ。

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コメント

  • ご意見 より:

    外国人の流入でこの良き文化が維持できるか不安です。

  • 還暦建築士 より:

    私が記憶している駅のホームはごった返していて汽車の入口に人々が列も作らず群がっていた。座席の窓から小さい子供を無理やり押し込み家族分の席をとらせたり、大荷物を窓から放り投げて席を分捕っていた。戦後も戦後、昭和40年前後のことである。一斗缶に物資を詰め背負って売り歩くガンガン部隊と呼ばれる逞しいおばさんたちがいた時代。いつから日本人はこんなにきっちりしたのか。ここ北海道では衣食住足りてからに思われる。地下鉄であれJRであれバスであれ、見るたびにこれを誇ることなのかどうかいつも途方に暮れる。整列乗車は生きる力の弱さと国にまんまと去勢された国民の姿に思われて仕方ないのだがー

  • ご意見 より:

    「生きる力」というものがそんなにお粗末なものなのであればとても残念ですね。

  • 批判者 より:

    とても残念な国、日本だと思います。

  • ご意見 より:

    とても残念な状況、だと思います。

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