技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

大成建設/石綿含有吹付材の除去工法を開発/狭い場所でも短工期・低コストで  [2020年1月15日3面]

T-ジェットを使った除去の方法

 大成建設は14日、建物の改修・解体工事に伴う石綿(アスベスト)含有吹き付け材の除去作業で、吹き付け材を除去しにくい狭い場所でも少量の高圧ウオータージェットで安全に除去できる工法を開発したと発表した。広範囲に隔離養生を行う従来の手法と比較して養生などの手間が少なく、低コスト、短工期で除去できるという。
 開発した「T-ジェット」工法は、高圧水発生装置を使って少量の水で入り組んだ狭い箇所の吹き付け材を除去する。先端が回転する特殊なノズルヘッドと曲がり配管を合体させたハンドガンを開発。少水量型の高圧水発生装置との組み合わせで、手が届きにくい箇所も効率よく除去できるようにした。
 従来工法と比較して大がかりな隔離養生が不要で、外壁パネルを撤去せずに最小限の養生だけで除去できる。養生する区画範囲が狭いため、養生で発生する廃棄物を従来比で30~50%削減でき、コスト低減にもつながる。養生や除去作業時の手間が少ないことから工期も半減する。除去に使う噴射機は水圧や噴出孔の本数、角度などを除去の箇所に応じて調節できる。
 一般的なアスベスト含有吹き付け材の除去作業は、人が専用工具を用いて手作業で行っている。外壁パネルと柱の間などの狭い部分は人の手が届かないため、外部足場を含め作業箇所全体をシートなどで覆う隔離養生を行い、外壁パネルを外してから再度、手作業で除去していた。この方法では外部での養生作業と外壁パネル撤去作業が発生するため、工期やコストが増大するという課題があった。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。